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September 07, 2004

世界唯一、北ベトナムの竹紙切手

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 竹紙(ちくし)はもともと中国発祥の製紙技術です。日本でも竹に恵まれた地域では特産品のひとつとして竹紙が漉かれていますが少数派に属します。なんせ乾燥に3年、それから竹を腐らせて繊維を取り出すだけで半年やそこらはかかる厄介なものだからです。ベトナムも昔から主に使われてきたのは楮紙(こうぞかみ)ですが、1948年、北ベトナムはホー・チミンを描く2種の竹紙切手を同国の2番・3番切手として発行しました。世界広しと言えども竹紙切手は北ベトナムしか発行していません。
 1948年発行の2種の竹紙切手は、ちょいと気の効いた切手商さんなら「ああ、あれね」と、すっと出してくれるくらい有名な存在です。しかし、実際に郵便に使われた例は、郵趣家便も含めてもただの一度もお目にかかったことがありません。他に類例がないので、これだけで1リーフ分埋めることすらかないません。そこへ、ひょっこりこのはがきと巡り逢ったのです。
 白い厚紙にモノクロ写真を貼っただけの粗末な作りで、あちこちに染みまで出ています。それに1953年発行の100ドン加刷切手が貼られています。消印が押されていないので惜しいなあと呟いたら「消印があったらそんな値段じゃあ売ってないよ」と切手屋さんに笑われてしまいました。確かに、そりゃそうだ。私の手が届くお値段で済む訳がないですね。
 左の人物はホー・チミンだとわかりますが、右側に並んだ男たちは一体何でしょう?。服装はまちまちだし武装もしていません。北ベトナム人民解放軍兵士ではなさそうです。志願兵?それとも俘虜???。どなたかご存じありませんでしょうか?。
 はっきり言えることは、この場合、貼られた竹紙切手よりはがきの方が価値が高いということでしょうか。

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