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September 05, 2004

最悪な紙幣型切手

040905.gif

 一見お札のように見えますが実は切手です。フィリピン国立銀行50年記念に発行された小型シートで、シート地の余白全面にお札のデザインがまるまる印刷されています。中央部分が切手で、目打部分は印刷で模してあるだけで実際には目打穴は開けられていない「疑似目打」切手でもあります。

 どうです、最悪でしょう(笑)。ブラジルも1976年に紙幣型切手を発行していますが、フィリピンの方がよりヒドイのでこちらをピックアップしてみました。
 ものごとを理屈と文字でしか思考できない左脳人間と、イメージや空間感覚でも考えることができる右脳人間とに分類したら、これはもう完璧に左脳人間の仕業です。日本切手でもよくあるではないですか、木に竹を継いだような説明臭い図案の切手が。そう、グラフィックで訴えることをまるで理解していない、理屈だけで構成した砂を噛むような図案の切手のことです。およそデザインとは程遠い、まるで「区民だより」「町内会のお知らせ」レベルのやつです。こういう切手が世に出る時は切手デザイナーが悪いのではなく、最終的にGOサインを出す権限を持った人物に教養がない場合です。教育はあるが教養がない人物が管理者になると、こんな「事故」とでも呼びたくなる切手が発行されてしまいがちです。
 マルコス政権時代のフィリピン切手は常々ロクなもんがないと思っていましたが、この切手はその時代を映す際立った出来の悪さだと思います。当時の独裁政権はよほどタチが悪かったのだなあとはっきりわかります。政治に興味のあるフィラテリストは義務として集めなければいけませんね!(そんなことはない)。
 なお、この小型シートの他に単片2種の同記念切手も発行されています。

(フィリピン1966年発行/購入参考価格:500円)←出来が悪いせいかいまだにこの程度

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