« 世界最初のディズニー切手の秘密 | Main | 二重通貨表示切手 »

August 18, 2004

既に実用化されている電子切手

040818.gif

 あらかじめ認証を受けておけば、いちいち郵便局に出向かなくても自宅のパソコンとプリンタを使って郵便料金前納証紙をシールにプリントすることができ、そのシールは郵便切手と同じように郵便物に貼って使うことができる。そんな夢のようなシステムは、実は夢ではなくアメリカでは実用化されています。これを電子切手と言います。

 1999年8月9日、アメリカ郵政公社は、インターネットで切手代金を購入し、自宅のパソコンのプリンタで封筒などに印刷できる電子切手の発売を認可しました。認可されたのは「スタンプス.コム」と「イー・スタンプ」というカリフォルニア州のふたつの会社です。 2社同時に認可を与え、よりよいサービスを競わせるあたりがいかにもアメリカらしいですね。翌2000年にはイー・スタンプが、営業コスト高を維持できないとして事業からの撤退を余儀なくされ、現在はスタンプス.コム1社のみが電子切手事業を続けています。図はたまたま自分あてに届いた郵便物に貼ってあったスタンプス.コムの電子切手です(2003.3.11消印)。QRコードの入ったデザインは、クロネコメール便ラベルよりは洗練されている感じですが、さすがに従来の切手のイメージとは程遠いです。セキュリティ情報集約技術に合わせてより「らしく」進歩していって欲しいものです。
 アメリカ以外の国々でも導入に向けて同社と共同研究・開発が続けられていますが、現時点では追随する国は現れていません。

 え?、日本ですか?。いや、もうそりゃあ全然無理!。東京中央郵便局切手普及課なんかネットで記念切手の通販の案内をしているのに「オンラインでは注文できません。郵便局でお金を振り込んでください。」なんて、21世紀になったというのに目眩がしそうなことを平気で要求しているレベルですから。オンラインで売買をするにはクレジットカード会社を経由しなければならず、その際にカード会社に支払う手数料が法律的に問題だとかナンとかイロイロ聞いてはいますが、アラスカからハワイ、グアムまで37cで封書を送ることができる国と、第1種便料金の80円を払ってもトータルでは赤字の日本とではよほど仕組みが違うのでしょう。ええ、電子切手の実用化なんてもうハナっから期待していません。たぶん、このシステムを導入するとしたら民間宅配会社の方が先だと思います。

|

« 世界最初のディズニー切手の秘密 | Main | 二重通貨表示切手 »

Comments

Stamps.com「電子切手」で8月からスタートの特注切手が9月13日からサービス縮小されたとのこと。大人や
ティーンエージャーの写真は不可になったとのことです。

特注切手を販売するStamps.comに風変わりな挑戦状
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20071863,00.htm

特注切手販売のStamps.com、サービス規模を縮小--批判サイトも影響か
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20073723,00.htm

この手のは、規制がないとどこの国でもヘンなものをつくってしまうんですね(^^;。

Posted by: 湯浅 英樹 | September 16, 2004 at 06:54 PM

The comments to this entry are closed.

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46050/1219142

Listed below are links to weblogs that reference 既に実用化されている電子切手:

» 「こうさぎHACKS」の切手を作ってみました [こうさぎHACKS]
「こうさぎHACKS」の切手を作ってみました。正式に注文すれば、実際にアメリカ国内で郵便に使えるようです。 [Read More]

Tracked on August 18, 2004 at 10:39 AM

« 世界最初のディズニー切手の秘密 | Main | 二重通貨表示切手 »