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August 15, 2004

少ない平行四辺形切手、だが・・・

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 変形切手のひとつに平行四辺形切手というものがあります。これは分類基軸としては立派に成り立つものの、世の中に平行四辺形切手なるものの絶対種類数が非常に少ないです。1種1枚で集めたら、おそらく1フレーム分も満たないと思います。ここに掲げましたモンゴルは、社会主義時代に収集家向けのトピカル図案切手をたくさん発行しています。それもオーダーキャンセル切手にして世界中に輸出されましたので、モノ自体はゴミ扱いされるほどにありふれています。種類の少ない平行四辺形切手では、まずモンゴル切手がいちばん目につくはずです。
 そんな背景を背負っているので、モンゴル切手の実逓カバー類(非初日便)はなかなか気に入ったものがありません。収集家もいるにはいたのですが、なんせ社会主義時代はけっこうな貧乏国で、FDC以外はまともな封筒自体もあまりなく、ルックスのすぐれないものが多いからです。平行四辺形切手のカバーを集めたいと思ったら、このような差出人戻し便でもまずは我慢しなければいけません。

 ですが、このカバー、何かおかしいことに気付かれましたか?。

 これ、モンゴル切手を貼って旧ソ連から差し出され、カナダに送られたものの受取人不明で再び旧ソ連に送り返されたものなんです。れっきとした書留便ですから郵便官吏がいちいち手に取って確認する機会はいくらでもあったのに不足料が取られていません。当時のモンゴルでは、切手の製造をモスクワに依頼して作ってもらっていたので、この切手も例外ではなく何となくソ連切手ぽいでしょ?。切手の雰囲気がいかにもソ連切手らしかったので誰も異国の切手だと気付かなかったのでしょう。
 カバーの裏面を見るとモントリオール、エドモントン等々とあちこちに回されて中継印もばんばか押され、ずいぶんと賑やかなありさまになっています。たぶん、当時の収集家のイタズラ差し出しではないかと想像しています(笑)。良い子の皆さんは決して真似をしないようにしてくださいね。もちろん、悪い子ならやっていいという意味ではありません。

(モンゴル1975年発行/購入価格:ヒミツ)

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