第3のマーク「赤水晶」

世の中の様々なトピックが、切手上にどのように反映されているかを常に注意しておくことも重要です・・・って、何かこ難しそうだぞ(笑)。簡単に言いますと雑学です。例えば、カラー柔道着が世界標準として正式に認められた日をきちんとふまえた上で、柔道図案の切手を見ると色々なことがらが見えてくるのです。主要な大会では対戦する両者とも白柔道着ということはなくなったので、認定後の発行券種でそれがあれば(実は既にありますが)図案ミスの疑いがあるとか、逆に認定前にカラー柔道着図案の切手が発行されていたら、その国は推進派だったのではないか?とか、まあそういうことがらです。
今回は赤十字、赤新月に続く第3のマーク「赤水晶」図案切手のことです。ご存知の通り、いわゆる赤十字マークは中世の十字軍を連想させるものとしてイスラム教の国々を中心に忌み嫌われ、かわりに赤新月マークが用いられています。さらにキリスト教でもイスラム教でもない国はその両方ともを否定せざるを得ず、紆余曲折の末に赤水晶(Red Crystal)が第3のマークとして定められました。正確には2005年12月8日の国際赤十字締約国会議で決定し、2007年1月14日にジュネーブ条約の第3追加議定書が発効して正式に追加されました。
実際に赤水晶マークを要求していたのはイスラエルでして、さっそく記念切手でも発行するかと思っていたのですが現時点に至るまでその兆しも何もありません。赤水晶マーク図案切手の第1号はどこかと注意深く観察していましたが、図のクロアチア以外に発見できないままちょうど1年が経過し、おそらく本券が世界初であろうと確信するに至りましたのでここに発表する次第です。
バリバリのローマ・カトリック教国のクロアチアが第1号というのも妙な感じもしますが、さりながらなんと第1号にふさわしい図案ではありませんか。赤十字、赤新月、赤水晶の各マークの国際承認年が付記されているので、この1枚で歴史がわかるという親切さ。発行当時、未使用単片が高くても約150円そこそこでしたので今でも入手は容易でしょう(たぶん)。
なお、本券は印面に記されている2007年5月8日(発行日)から15日までの8日間にわたる強制貼付切手のようです。実逓カバーで確認したいところですが、残念ながら日本では入手困難でいまだに成しえていません。








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